不幸は本当の自分を生きるはじまり11







宮古島での生活は
伊豆のリトリートの時から
習慣にしていた
太陽礼拝をして瞑想してから
一日を始めていた。



宮古島でも田舎の方にある
一軒家に一人で住んでいて
仕事がある時に行くような
スタイルだったので
相変わらず
自分のペースで
過ごすことが出来た。



サロンで提供していたメニューに
フレッシュハーブで
ハーブスチームもあったので
朝散歩しながら
ハーブを摘んだり
毎朝の通勤は
最高の海を見ながら
橋を渡ったり
夜は満点の星空の中
月光浴したり
たっぷりと自然に触れていたし



サロンオーナーは
世界中旅をして
インドでアユールヴェータを
学んだり
いろんな経験の持ち主だった。




宮古島の圧倒的な自然は
本当に私を癒してくれたし
宮古島で出会う人達は
個性豊かな人ばかりで
新しい価値観を
沢山見せてもらった。





そんな宮古島での生活が
1ヵ月を過ぎたあたりだった
朝の瞑想の時に



確かに

全てが

終わった。






これでよかったんだ。







腹の底から
溢れてきた。






その日から
人生の大転機を
思い出すことが
圧倒的に減った。
止まらなかった涙も
やっと
止まった。




それと同時に
何千個
何万個と
選択してきた
全ての過去もまた
丸ごと
受け入れた瞬間だったのかも
しれない。





何かに没頭する事で
誤魔化したり
見たくないものから
逃げたりせず
自分と
とことん
とことん
向き合った期間だった。




つづく→




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