不幸は本当の自分を生きるはじまり16








それからもう1週間もすれば
佐賀に帰る事は決まっていた。
その1週間は時間があれば
一緒にお酒を飲み
いろんな話をした。




なぜか始まった付き合いだったけど
やっぱり
お互いに本質的な話が大好きで
今までになく
一番熱く話せる相手だった。




そしてある日
彼の部屋で
たまたまテレビをつけたまま
自分のやりたい事なんかの
話をしていた。




彼は子供が大好きで
もう少し自分が
いろんな経験を積んだ後は
子供の教育に
携わるようなことがしたいと言った。




私も自分が生きにくかった
子供時代の経験から
そんな子供たちに
いろんな生き方があると
伝えたいという
漠然とした想いだけは
昔からあった。




え、なんか一緒だね〜。




しかも
彼は都会育ちで
都会でお仕事をしてきた
期間が長かったけど
その生活に疑問を持ち
宮古島に来ていたし
自然が大好きで
自然の中で暮らしたいと。



広島の三原って所に
ばあちゃんの家があって
今は誰も使ってないから
その家を使って
なんかしようよっと
言って来た。




私も都会には住めない。
自然の中で暮らしたい
そんな事を言った時だった




付けっ放しだったテレビから
「広島県三原市で〜」
と流れて来た。



え〜〜〜〜〜〜〜〜
何このシンクロ〜〜〜
怖〜〜〜〜〜〜〜〜




私たち三原ってとこに住むの?
てか三原ってどこよ?




そもそもまだ付き合って数日。
これからも一緒にいるかなんて
分かんないのに。。笑





つづく→


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