不幸は本当の自分を生きるはじまり17









そして佐賀に帰る日がきた。
彼に宮古島にまた戻って来てよと
言われていた。




確かにまだ宮古島に住みたいし
戻ってくるなら
一軒家でも借りて
お家サロンやりたいから
家が見つかれば戻ろうかなと
曖昧な返事をしていた。




どうなるか分からない
細い糸で繋がったような
私たちは佐賀と宮古島と
離ればなれになった。




それから私は研修に行ったり
佐賀で施術の仕事をしたり
彼は彼で
宮古島で
変わらない日々を送っていた。




それから割とすぐだった。
家が見つかったという彼。
写真を見るといい感じで
ちょうど望んでいた条件の家だった。
中々こんなピッタリの条件って
ないよな〜と。




1ヶ月後に空くので
その頃に見に行こうという事になり
それじゃあと
1ヶ月後に
宮古島に戻ることが決まった。





その間
全てがスムーズだった訳ではなく
価値観の違いが見えてきて
ケンカしたりもしてたけど
せっかくお家も見つかったので
半信半疑のまま
また宮古島に戻った。





それから一緒に住みながら
日々の生活を整えつつ
私はお家サロンをする準備を
ボチボチ始めた。




前にも書いたように
この頃も相変わらず疲弊感は
抜けてなかった。




彼には全てを話していたので
生活は面倒みるから
私は私のペースで
好きなように仕事したらいいよと
言ってくれていた。





その言葉に甘えさせてもらい
特にスピードアップする事もなく
がんばる事もなく
相変わらず自分と対話しながら
ゆっくりゆっくり
過ごしていた。
そんな私に彼は
自分の好きなようにしたらいいよ。

ずっと変わらず
その言葉をかけ続けてくれた。




それに彼といると食欲が湧き
だいぶ減ってしまっていた
体重も元に戻り
その上増え始めていた。笑





なんかこの人は
私を助けてくれる人だな。




付き合った当初から
いつもそれを感じていた。






つづく→

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